先週末の利根川水系での国の基準値を上回る化学物質「ホルムアルデヒト」が検出された問題で、川口市水道局は市民の安定した供給を考慮するため素早い対応を行ったとのこと。

川口市の水源は受水割合を旧川口市(県水9割・井水1割)、旧鳩ケ谷市(県水7割・井水3割)の割合から変更し、新川口市(合併後の現在)における県水受水割合の目標を86パーセントとしている。

現在 川口市では、県の新三郷浄水場(三郷市)と大久保浄水場(さいたま市)の2箇所の浄水場から受水しているが、利根川水系の新三郷浄水場は高度浄水処理を行っている。また、大久保浄水場は荒川水系であり、今回の利根川水系とは関係がない。

しかし、86パーセントを県水に依存しており、県水に異常があれば市民への給水不良が生じる恐れが出てくる。そこで川口市水道局では 地下からの井水汲み上げ率を上昇させ、不測の事態に素早く対応したとのことである。

一方、安定した水の供給がこれからも水道事業には求められてくることを考えれば、川口市の重要な事業であることを忘れてはならない・・・・・・・・・

※ホルムアルデヒドの検査結果

新三郷浄水場の最新の検査結果は以下の通りですので安心してご利用いただけます。

新三郷浄水場 5月20日(日)  12:00採水  0.010mg/L未満
大久保浄水場 5月19日(土)    9:00採水  0.013mg/L

※国の基準値は0.080mg/L以下